オフィス原状回復豆知識

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2020.02.10   オフィス原状回復豆知識

原状回復費用の内訳を知れば安くなる

原状回復費用の内訳を知れば安くなる

オフィスなどのテナントを退去する際は、オフィスの使用状況に応じて、より適切な工事の手段を選択することで原状回復工事費用が大きく安くなるケースがあります。

借り主は原状回復義務があるからといって、何でも新しいものに買い換えなければいけないと考えてしまいがちですが、その必要はなく、もっと安く費用を抑えられる可能性もあります。

新品への交換にかかる原状回復工事費用

オフィスを退去する際には、壁紙や床、天井などをきれいにしてから明け渡すことが求められます。施工内容として、今までオフィスで使ってきたものを一新しようと、全面張替えなどの選択肢を考えがちです。

テナントが原状回復工事費用を負担するのであれば、オーナー側としては確実に新しく、きれいなものになるので安心でしょう。

しかし、これらの施工は高額で、「そこまでする必要があるのか?」といったケースも中にはあります。

たとえば目立った汚れや破損もなく、入居期間も短いのに「とにかく新品にしなければならない」と言われた場合などは、施工内容について費用が安くなるよう交渉できる可能性があります。

修繕にかかる原状回復工事費用

原状回復工事を行う際にオフィスの壁紙や床に多少の損耗があったとしても、新品への交換ではなく修繕で賄うことができれば、原状回復工事費用はかなり安くつきます。

たとえばクロスメイクは、表面の穴や傷を修繕してから染色剤を塗布することで見た目を新品同様に再生させる方法で最近話題になっています。ひどい汚れには対応できませんが、張替えよりも安く、素早い施工が可能で、壁紙そのものを新品に交換する必要がなくなります。

フローリングも、傷を修繕して汚れを取り除き、コーティングをすれば張り替えるよりも安く、かつ新品に近い仕上がりになります。

リペアという手法を用いると、新品へ交換するよりも安く、仕上がりも充分な効果が期待できます。

もちろん、オーナーと借り主双方が納得しているのが大前提で、このような選択肢もあるということです。オーナーから張替えを求められているのに「新品のように見えるからこれで充分」などと勝手な判断をしてはいけません。

洗浄や清掃にかかる原状回復工事費用

オフィスの原状回復工事費用は、クロスクリーニング、カーペットクリーニング、フロアクリーニングなどのクリーニングサービスなどを利用することで安く抑えることもできます。

これらはリペアと同様に、汚れや破損の程度によって変わり、新品にしなければどうしようもない場合には使えません。

しかし、プロが行うクリーニングサービスは一般的な掃除や洗浄よりもより大きな効果を得ることができます。

入居期間が短かった場合などは特に、モノ自体の質が落ちていなければ、汚れを取り除くだけでも充分に原状回復として認めてもらえる可能性があります。

原状回復工事費用を安くするには

目的がオフィスをきれいにして退去する、ということであれば、その方法には様々な検討の余地があります。

しかし、オーナー側が原状回復工事の業者を指定している場合が多く、必ずしも希望するサービスを取り扱っているわけではありません。

可能であれば第三者の専門家に交渉に入ってもらい、希望する施工について提案してもらうようにしましょう。

くれぐれも交渉の際に「○○○○という方法があるのだから、○○○○をつかって安い費用でやってほしい」などと押し付けるようなことは避けましょう。

最後に、そもそも通常損耗の範囲であれば、オフィスの壁紙や天井の劣化は借主側が原状回復工事費用を負担する必要がないケースもあります。その場合の費用は、かなり安くおさえられることになります。契約内容などにしっかり目を通し、貼り替えなのか修繕なのかを確認しましょう。

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